マウンテンゴリラの森
まばゆい緑にかこまれたウガンダ共和国。
アフリカの真珠とも言われます。
西部のキゲジ地域には、
絶滅危惧種のマウンテンゴリラたちがひっそりと暮らしています。
近隣地帯にはコーヒー農家の村がありますが、
コーヒー販売価格の低迷により苦しい日々。
困った村人たちは木を切り出して売ることで
家族の生活費の足しにしています。
マウンテンゴリラの森を守ることと、人間の生活を考えることは、切っても切れない関係にあります。
農家へコーヒー加工研修を実施
大きな夢
コーヒーの品質は、豆の収穫時と加工時に差がつきます。しっかり完熟したコーヒーチェリーだけを摘み取り、収穫後8時間以内に加工することで、甘くおいしいコーヒーに仕上がります。
私たちはウガンダの村々を訪問して、このような技術をコーヒー農家の方々へ広めています。
そして「ゴリラ・ハイランズ・コーヒー」としてウガンダで活動するスタッフとともに商品開発を進めています。
農家から買い取られた豆は、輸出倉庫に送らず、新鮮なうちにウガンダ国内にある焙煎所へ搬入され、手選別されたあとプロの焙煎士によって丁寧に焙煎されます。
世界最高峰といわれるドイツ製焙煎機「プロバット」を使い、先進国で焙煎するのと変わらない品質を実現しています。
輸出前に国内でこの工程まで済ませておくと、ウガンダの収入を増やすことができます。
たとえばフェアトレード認証の商品は一般的に、生豆が 500円/kg 以下で海外に販売されるのに対し、焙煎豆は 1000円/kg 以上の価格で輸出することができます。
追加収入の恩恵は、村の農家から首都の焙煎所で働く人まで幅広く渡ります。
森のゴリラたちの住処を脅かすこともなくなっていきます。
このように産地国でコーヒーを焙煎することは
持続可能なコーヒー産業につながっています。
プロバットを操る焙煎仕のケビン
スペシャルティコーヒー
コーヒー豆が持つポテンシャルを最大限に引き出す努力が実り、
ゴリラ・ハイランズ・コーヒーは、
ウガンダのコーヒー検査機関で83点が出ました。
とても貴重なスペシャルティコーヒーとして認められたわけです。
日本に到着するころには鮮度が落ちておいしくないのではないかと質問いただくことがありますが、ウガンダから成田への空輸が1週間程度。
少量の新鮮な焙煎豆を都度空輸することで鮮度を保つことができます。
ウガンダでの品質鑑定の様子
ご家庭でお試しください
現地パートナーのご紹介
Gorilla Highlands Coffee
ゴリラ・ハイランズ・コーヒーは、ウガンダを拠点に活動する
ソーシャルビジネスで、本商品の開発と製造、輸出を行っています。
2015年の創業以来、ウガンダの南西部キゲジ地域のコーヒー農家の生計向上支援やコーヒー豆の製造・販売を通じ、マウンテンゴリラの保全へ取り組んでいます。
ゴリラ・ハイランズ・コーヒーの詳しい情報は、下記のリンクからご覧いただけます。